「バリアフリー」住宅のイメージ

皆さんは「バリアフリー」と聞いたときにどのような印象を受けるでしょうか?

なんとなく、「高齢者のため」、「体が不自由な人のため」というイメージが強いですよね。

このようなイメージから「まだ大丈夫」、「その時が来たらやればいいや」と思っている方も多いでしょう。

しかし、長い時間暮らすことになる家なので、今は必要なくても、将来に備えてバリアフリーに対応した設計にしておくことも重要です。

また、「バリアフリー」は高齢者や身体の不自由な人だけのためでなく、子どもやペットとの暮らしにも役立つ場合があるのです。

 

バリアフリー対応の家とは

バリアフリー住宅とは、高齢者や身体が不自由な人でも使いやすいように設計された住宅のことです。

具体的には、家の段差が少なかったり、スロープや手すりをつける設備面の工夫とお風呂やトイレを広く設計するなどの間取りの工夫があります。

これらの工夫は高齢者や身体の不自由な方のためだけでなく、その家に住む人全員にとって嬉しいものですよね。

 

バリアフリーで子育てが楽になる

バリアフリー住宅は、子育てにも役立つことがあります。

お風呂を広くする

浴室のバリアフリーを考えると、車いすのまま脱衣所に入れたり、介助者と一緒に入浴することを想定して、浴室を広めに設計することが多いです。

この広い浴室と脱衣所は、小さい子どもが親と一緒に入浴するときに役立ち、子どもの着替えを手伝う際にも便利でしょう。

また、朝の忙しい時間帯に混雑しがちな洗面所が広いことは、貴重な朝の時間を節約することにもつながるでしょう。

滑りにくい床材

バリアフリーでは滑って転倒することを防ぐ目的で、滑りにくい床材が使われることが多いです。

「滑りにくい」特徴はどんな人にとっても嬉しい性質ですし、小さい子どもが滑ってけがをすることも少なくなります。

 

バリアフリーでペットも暮らしやすく

バリアフリーは、家でペットと一緒に暮らしている方にとっても嬉しいことがあります。

滑りにくい床材

フローリングはツルツル滑ってしまい、ペットの足を傷つけることがあります。

滑りにくい床材を使うことが多いバリアフリー住宅は、ペットにとっても歩きやすいといえるでしょう。

寒暖差の少ない設計

ペットのお留守番の際には、ペットが冬の寒さや夏の暑さにさらされないように、冷暖房をつけっぱなしにする方も多いですよね。

バリアフリー住宅では、温度差による身体への負担を軽減するため、家中の温度を一定に保つ「高気密・高断熱」設計であることが多いです。

気密性が高い設計の家は、冷暖房効率がよく、心配な電気代を抑える事ができるうえ、外の温度が伝わりにくいので、そもそも冷暖房を使う必要がない場合もあります。

ペットだけでなく、暮らす全員がうれしい性質だといえるでしょう。

 

新築時から「バリアフリー」を意識して

人生百年時代といわれている現代では、多くの人が「高齢者」と呼ばれる経験をすることになるでしょう。

なので今必要がなくても、将来バリアフリーの設備が必要になる可能性は十分にあります。

必要になった時にリフォームしようとしても、費用が思ったよりかかったり、知識が十分でなかったりして、慌ててしまうかもしれません。

このような理由から、新築時に「バリアフリー」を取り入れることも選択肢の一つといえるでしょう。

その家に暮らす人全員が住みやすいと思えるバリアフリー住宅の新築を、ぜひ考えてみてくださいね。

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