最近は、畳のある家も減っていますが、和室はとても居心地が良いものです。

ですが、畳についてどこまで自力で対策できるか、わからない方も多いでしょう。

今回は、そんな畳のお手入れ方法について、全3回に分けて解説していきます。

具体的には、次の通りです。

①へこみの修復方法
②カビの掃除方法と予防法
③ささくれの原因と対策

畳がある家や、家づくりに和室を導入することを検討している方は、きっと参考になると思うので、ぜひご一読ください。
第1回目は、畳がへこんでしまった場合の修復方法を紹介していきます。

畳がへこんだ場合の修復方法


まず結論からお伝えします。

畳がへこんだ場合には、霧吹きと濡れタオル、アイロンもしくはドライヤーを用意します。

身近にあるものでかんたんに修復できるので、ぜひ試してみてください。

手順としては、次の通りです。

・へこみの部分に霧吹き等で水を吹きかける
・濡れタオルを当て布として置き、アイロンを当てる
・何度か繰り返し、へこみを戻す
・きちんと乾かせば修復完了

畳のへこんだ部分の修復は、実はそれほど難しくありません。

へこみが直る理由

そもそもへこんでしまっている理由は、畳の素材である「い草」の繊維が圧縮されているためです。

上記で紹介した方法は、その圧縮されてしまったい草に、水分を入れ膨張させることによって、へこみの状態を元に戻しています。

そのためアイロンの代わりに、ドライヤーの熱風を当てる方法もあります。

アイロンにしても、ドライヤーにしても、い草に跡が残らないように注意して行いましょう。

畳がへこまないように事前に対策すること


畳がへこんでしまうのは、ベッドやテーブルなど重い家具を置いてしまうからですね。

畳は、い草を編んで作られているため、どうしてもフローリングに比べても、柔らかくへこみやすくなってしまいます。

前述の通り、修復することもできますが、できれば事前に対策しておきたいですよね。

ホームセンターや100円ショップなどでは、へこみ防止グッズや専用のパットなどが揃っています。

機能性を重視するのか、畳の見た目を重視するか、人によって選び方は様々ですが、まずはへこまないように事前に対策しておきましょう。

住み続けても暮らしやすい家に保つために

畳は、何と言ってもい草の香りや素足でも気持ち良い触り心地、あの美しい緑色が魅力です。和の心を感じることができます。

そのため、もしへこんでしまっている場合には、へこみを修復し事前に対策を取りましょう。

畳に限らず、住宅は住み続けていれば、どうしてもメンテナンスが必要となります。

規模が大きなメンテナンスは業者に依頼する必要がありますが、今回のように自力で直せることも多くあります。自分でできる修復方法を覚えておくと便利ですよね。

tattaでは、住んでからも満足のいく暮らしができるように、引き渡し後もアフターサービスを行なっておりますよ