誰もが「仕事中や授業中に眠くなる…」という経験をしたことがあるかと思います。

ただ眠いだけならまだしも、朝起きるのが辛くて二度寝をしてしまったり、ひどい場合には仕事にも支障をきたしてしまえば、早急に改善する必要があります。

今回の記事は、睡眠について様々な角度から考察し、睡眠の質を設備環境の視点から改善していくことが主なテーマです。数分で読み終わるので、ぜひご一読ください。

睡眠の質は季節によって変わるのか?


「春はお昼頃から眠くなる」「冬は長く寝てしまう」など体感として、こうした印象を持つ方も多いかと思います。

それらの点に関しては、実際に科学的な研究でも検証されているようです。

太陽の出ている時間が短い冬場には、睡眠時間が長くなりますが、逆に寒さにより質が低下します。
春から夏にかけては、睡眠時間は短くなる傾向にあり、冬場と約30分ほどの差が出ると言われています。

もちろん季節が、これら全ての要因を決定するわけではありません。

加齢に伴い睡眠時間は減っていきますし、生まれつきで朝方の人間か、それとも夜型かも変わっていきます。

さらには、季節特有の症状やストレスといった影響もあるかもしれません。

春には、花粉症の息苦しさや、入学や入社などの環境変化に対するストレスも、1日1日の睡眠の質に影響している場合があります。

しかし、睡眠時間は長すぎても短すぎても良くないと言われています。
重要視すべきは、睡眠の質。

みなさんが主観的に感じる「質」というのを上げることが重要です。
そのためにも、まずは寝室環境をできるだけ良くすることを心がけましょう。

寝室環境を整えて睡眠の質を見直す


睡眠に関しては、気合だけに頼るというのは、賢いとはいえません。

日中の眠気、及び日々の眠気を少しでも和らげるためには、睡眠環境を見直すことが必須です。

睡眠環境が整えば、自然と睡眠の質が上がり、仕事や学校などでも元気に活動できます。
 

寝室環境を良くするための必要な要素は、ズバリ「温度・湿度・音・光」といった基本的なことです。

一見当たり前に見える要素かもしれませんが、普段からこだわっている方は意外に少ないのではないでしょうか。

以下では、これら4つの点について、かんたんに解説していきます。ぜひ今の寝室環境を見直して、改善してみてください。

寝室環境① 温度

エアコンなどを利用して、快適な温度を保ちましょう。

一般的に、夏場は25~26℃、冬場は22~23℃が理想的と言われています。

そして温度だけでなく、湿度も重要な要素となります。

寝室環境② 湿度

1年を通して、50~60%ほどを保ちましょう。

すでに実践している方も多いかもしれませんが、冬場は特に乾燥するため、加湿器を使用したいところですね。

夏の寝苦しい場合には、エアコンの除湿モードを使ってみてもいいかもしれません。

就寝前に部屋の湿度を調整しておくことで、睡眠の質を上げることに役立ちます。

寝室環境③ 音

何かしらの音がうるさくて、十分な睡眠に支障をきたしている場合もあるでしょう。

外の音が気になる方は、遮音カーテンなどを利用すれば多少の音は遮ることが可能です。

それでもきついと感じる場合は、耳栓を使用したり、思い切って寝る場所を変えてみる、そういった工夫が必要かもしれません。

また「音楽」については、眠る前に停止したいところですが、寝落ちする場合も多いでしょう。音を流し続けるのはやはり良くないので、スリープ機能などをうまく使って、停止できるようにしましょう。

寝室環境④ 光

寝る前の光は、睡眠の質に悪い影響を与えます。

なので、ベッドに入る前の、スマホやパソコンはなるべく避けたいところです。
 

しかし一方で、朝方の起床時には光は味方となります。

朝起きてからカーテンを開け、日光を浴びるようにしましょう。

ただ、建物の構造上、外からの目線が気になる場合もあるかもしれません。

または仕事が不規則で遮光カーテンが必要な場合もあるので、自分のライフスタイルに合った工夫をすることが重要となります。

快眠できる環境を整えよう

最後に、重要なポイントをかんたんにまとめます。

・季節・年齢・本人の特性・ストレス具合によって睡眠の質は変化する
・エアコンや加湿器などで、寝室の快適な温湿度を保つ
・光と音など睡眠の質を下げるものは、なるべく排除、対策する

みなさんの寝室が、睡眠のための基本的な環境が整っているか見直してみると、改善点が見えてくるかもしれません。この機会にぜひ考えてみましょう。

記事中に紹介したように、設備や道具を使用して工夫することも重要ですが、やはり家づくりの段階で、こうした問題に取り組みたいですよね。

tattaでは、ライフスタイルに合わせたプランニングを行なっております。

今回のように、睡眠に関して「質を上げるためにも寝室にはこだわりたい」という場合でも、ご要望に沿ったプランを提供することができます。ぜひお気軽にご相談ください。
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